滝本茣蓙店(たきもとござてん)は1776年の創業。
藩政時代より256年、
この小松で皆様に愛されております。
かつてこの辺りでは、丈夫で美しい光沢をもつ
「小松い草」が生産され、
現在の滝本茣蓙店のある通りには、
ござの卸屋や加工屋が並んでいました。

時代が流れるにつれ、茣蓙だけでなく
和雑貨、アジアの商品、いわゆる
「舶来もの」も扱うようになりました。

残していきたい文化、古き良きものを
日本はもちろん世界の様々な国から取り入れることで
現代の空間に深い味わいを生み出していきたい。

滝本茣蓙店は、暮らしの空間を通じて
皆さまの豊かなライフスタイルを創るお手伝いを
したいと、心から願っています。


25代目 滝本 順平



小松市生まれ。
高校卒業後、京都に奉公に行きました。2年間の奉公を終え、実家の商売に置いてなにかヒントになるものを探しに高山に赴いた時のこと。その時の上三之町の賑わいに衝撃を受けました。その頃はまだ、民芸雑貨というものがめずらしく、これを持ち帰ってお店に並べたら面白いんじゃないかと考え、すぐに仕入れ先を探し店頭に並べました。その後日本のインテリアの商材と民芸雑貨、お部屋の模様変えのカーテンやクロス工事などを取り扱う事になり、お客様に喜んでもらえるお店となりました。その後はまだ地方ではめずらしかった「舶来もの」と呼ばれる海外のインテリア雑貨も取り入れ、自らも海外に行きたくさんの商品の仕入れを展開し今に至ります。

店主 辻 奈穂子



小松市生まれ。25代目の長女。
商売している父母・祖父母の姿を見ていて、お店の手伝いをするのが好きでした。小学生の頃は大阪、神戸の仕入れに連れて行ってもらい、外国の商品に魅了され、海外に興味を持ちはじめました。大阪の大学では英語を学び、地元に戻り、インテリアにも興味があったので、内装工事の会社に入社。長期休暇のたびに、アジアにバックパッカーでよく旅にでかけていましたが、3年後思い切って大好きだったタイへ留学。タイ語学校に通いながら、毎日マーケットや寺院、街あるきなど刺激的な生活を送り、帰国後に店を継いで切り盛りしています。

日本の四季に合わせた日本のインテリア、お祭り事などを大切にしながら、五感を感じるお店にしていきたいです。

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